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身体の正常を保つためのストレス

2022.8.1 / 更新2022.8.1

地球上の私たちが24時間365日、絶え間なく感じているストレスは重力です。重力は私たちの身体に引力という負荷をかけ、その引力(負荷)に筋肉と骨が抵抗するように身体活動が行われることで一定の運動力が発生し、身体の機能的正常さを保つことができます。

しかし、宇宙のような無重力下に行くと身体にかかる重力の負荷がなくなり、筋肉も骨も一気に衰え始めます。2018年1月に宇宙飛行士の金井宣茂さんが「実は、宇宙に着いてからの身体計測があったのですが、な、な、なんと、身長が9センチも伸びていたんです! たった3週間でニョキニョキと。こんなの中高生のとき以来です。」とツイートし話題になりました。

Zero Gravity in Red and White Living Room

この現象は脊髄(せきずい)の椎間板(ついかんばん)が重力から解放されることで身長が伸びたと言われていますが、無重力下に長期間いると身体にかかるストレスが全くなくなり、宇宙飛行士は1日2時間の運動を宇宙で行わないと地球に帰還した際に自力で立てなくなるぐらい筋力と骨が衰えると言われています。

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